「森」は、英語で『FOREST』と呼びます。この語源は『For Rest』つまり「休む」という意味です。漢字でも、「休む」という文字は人偏に「木」と書きます。 洋の東西を問わず、森や木が人に深い安らぎを与えることを、太古の人は直感的に知っていたのでしょう。
森や木などの自然環境が、心身にやさしく快適に感じるのは、空気中のマイナス・イオンのおかげであることが、最近の研究で明らかになってきました。
プラスに荷電するとプラス・イオンとなります。空気中にプラス・イオンが多いと、普通の酸素を活性酸素に変えます。この活性酸素は、体内の細胞を酸化して傷つけ、ガンなどの病気や老化の引きがねとなります。プラス・イオンを増やすものは、紫外線や車の排気ガスなど。室内環境としては、電子レンジなど各種電子機器から出される電磁波や化学物質を使った新建材がプラス・イオンの発生源となります。
いっぽうマイナス・イオンは活性酸素を普通の酸素に還元し、心身に好ましい空気に変えてくれます。マイナス・イオンを増やすものは、滝壷や森林など自然環境であることが知られています。また、室内環境としては、木の内装材やウールのじゅうたんやカーテンなどの天然素材が、マイナス・イオンの発生源となります。