尾鷲ヒノキの魅力とは!

尾鷲ヒノキは、光沢が美しいうえ強く、耐久性にも優れた銘柄材として、全国の市場で高い評価を受けています。
尾鷲地方は、地形が急峻なうえ土壌の表土が浅く、木が成長するのには厳しい環境にあります。しかし、年間平均降水量が4000mmを超える日本有数の降雨地帯であり、年間平均気温も15℃を超えほとんど霜を見ない、温暖多雨な条件に恵まれており、その結果、年輪が緻密で油脂分が多い、つまり粘りと強さがある尾鷲独自の材が育まれたのです。

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尾鷲ヒノキの歴史
◯尾鷲ヒノキは、江戸時代にこの地を治めていた紀州藩が林業を奨励したこともあり、海路を通じて江戸に運ばれ、早くから名が知られていました。
◯材が湿気や腐れに強いうえ長材がとれることから、土台や学校建築の長柱などによく使われてきました。
◯とくに大正13年の関東大震災では、木造の家が軒並み倒壊するなか、尾鷲ヒノキを柱材に使った家は倒れなかったことで、東京市場でも一躍評価を高めました。

このように、尾鷲ヒノキは主として芯持ち柱材として全国に名を知られてきましたが、これからは内装材としても幅広くご利用いただけます。

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